
薬剤師国家試験はどのくらい勉強時間を確保すればいいんだろう?
5年生の実務実習が終わると誰しもこんなことを考えるかもしれません。
薬剤師国家試験はその膨大な出題範囲から、どうしても勉強に時間がかかってしまうのは事実です。
ですから薬剤師国家試験の勉強をいつから始めるかと言われると、結論を言えば【今すぐに始めるべき‼】と答えます。
ではなぜすぐにでも始めるべきなのか、今回はすぐにでも始めるべき理由と薬剤師の先輩たちがいつ頃から勉強を始めているかを紹介します。



これから勉強を始める方は必ず役に立つ内容になっていると思います♪
- 薬剤師国家試験のおおまかな勉強時間が知りたい方
- これから薬剤師国家試験の勉強を開始する方
- 成績があまり良くないのでみんながどのくらい勉強しているか知りたい方
薬剤師国家試験はいつから勉強を始めるべきか?→結論:今すぐに始めよう‼


冒頭でも説明しましたが、薬剤師国家試験の勉強は今すぐにでも始める方がいいでしょう。
その理由は、4つあります!
- 薬剤師国家試験の勉強量が多いことを知って欲しい
- 人それぞれで勉強の得意・不得意は違うから
- 薬剤師国家試験の模試を無駄にしないため
- 6年生のスケジュールは意外に忙しいから



詳しく解説していきますね。
薬剤師国家試験の勉強量が多いことを知って欲しい
薬剤師国家試験の出題範囲の膨大さは実際に青本などをやってみることではじめて分かります。
青本などを購入した時点では、分厚い本でやる気もせずにすぐに始める人はいないでしょう。
そして国家試験の勉強を始める時に青本などを勉強してみてはじめて、その膨大な量に気付く人がほとんどだと思います。



正直僕は青本で勉強をはじめてすぐに「ああっ、これやべぇ~」と感じました(笑)
人それぞれ勉強の得意・不得意は違うから



国家試験の出題範囲のやばさは早めに知ることで勉強のやる気にもなるため、出来るだけ早く参考書で勉強する方がその後もスムーズになると思いますよ。
よく友達のこんな会話で安心している方がいますが、正直友達の勉強開始時期なんか全く関係あります。
それは、人それぞれ勉強の得意・不得意は違うからです!
国家試験の勉強は物理/化学/生物~など様々な科目を勉強します。
あなたが1ヶ月かかってしまう物理の勉強を友達は2週間で終わらせてしまうかもしれません。
また一緒に勉強を始めた友達と模試の結果で差がつく可能性もあります。
人それぞれ得意・不得意は必ずあるので、そんな状況にならないようにすぐにでも勉強を始めるようにしましょう。



だいたい勉強を開始していない友達は成績が良いか、本当に成績がヤバイ人のどちらかなので参考にはしない方がいいですよ(体験談)
薬剤師国家試験の模試を無駄にしないため
すぐに勉強を始めることで得ることができるメリットの1つに模試で復習できる点があります。
6年生になると国家試験対策の模試が1年に3~4回は必ずあります。
勉強を早く始めることで、模試が自分の勉強した範囲の確認や復習になります。
逆に勉強をしていないと模試はほぼ勘で答えるだけのお金の無駄になってしまう可能性があります。



模試は国家試験の本番のスケジュールで行われるので、せっかくの機会を無駄にしないためにも少しでも単元を終わらせておくことをオススメします♪
6年生のスケジュールは意外に忙しい
「6年生になったら勉強時間はたくさんあるだろうから大丈夫」と考えている人もいるかもしれません。
ですが実際に6年生になると就活・卒論・国試対策の授業などスケジュールはパンパンに詰まっていることも珍しくありません。
特に研究室によっては実験や学会などもギリギリまでやるところもあるので時間がない人もいます。



必ず自分の研究室のスケジュールなどは確認しておくことをオススメしますよ。
あくまで僕の場合ですが国試対策の授業は朝から夕方までがほとんどだったので、実際に勉強をできたのは夕方から夜の時間がほとんどでした。
後々後悔しないようにすぐにでも勉強を始めた方がいいですね♪
薬剤師の先輩はいつから勉強を始めているのか?





では薬剤師の先輩はみんないつ頃から勉強を始めているのでしょうか?
↓インスタで確認した先輩薬剤師の勉強開始時期


これを見て分かるかと思いますが、一番多いのは6年生になってから勉強を開始している人の割合です。
8.9月までに始めている人の割合を足すと、70%以上にもなることから意外にみんな勉強の開始時期はしっかりと確保していることが分かると思います。
8.9月までが意外に多い理由は、1回目の模試を受ける前後だからです。
ですが、先ほどもお伝えしたように出来れば最初の模試も無駄にしないようにしよう♪
薬剤師国家試験までの理想的なスケジュール





勉強を早く始めた方がいいことは分かったけど、どんなスケジュールで勉強すればいいの?
オススメの勉強スケジュールは必ず苦手科目から勉強を始めて、遅くとも11月の模試までに青本などの教材を最低2周はこなす方法です!
特に苦手でなくても物理/化学は早めに手をつけておきましょう。



物理/化学は苦手な人も多いし、ややこしくてやる気が続かないから早めに片づけるべき、、。
時期 | 試験 | 目標点数 |
---|---|---|
7~9月 | 第一回模擬試験 | 3~4割 |
10~11月 | 第二回模擬試験 | 4~5割 |
12~1月 | 第三回模擬試験 | 5~6割 |
12月~1月 | 卒業試験 | 点数が出るなら合格ラインを狙おう |
2月 | 薬剤師国家試験 | 合格ライン:6割5分 |
上記にも書いているようにだいたい3回程度ある模擬試験の目標点数を考えておくとやりやすいと思います。
もちろん物理や化学をやっている時は点数は伸びにくく、薬理の勉強をしている時は点数が上がりやすいなどあるので臨機応変に考えることも重要です。



もっと詳しい勉強法を知りたい方は下の記事もオススメですよ!


まとめ:6年生は意外に忙しいので薬剤師国家試験の勉強を始めるなら今すぐに!
ここまでの内容を読んでもらうと薬剤師国家試験の勉強はすぐにでも始めるべきだと理解できたと思います。
ですが大事なことはまずは勉強を始めてみて、国家試験の勉強は本当に時間がかかると感じてもらうことです。
実際にすぐにでも勉強を始めることで、
- 国家試験の勉強に時間がかかることが分かる
- 実際の模試などで復習ができる
- 6年生のスケジュールで忙しくても焦ることがなくなる
- 勉強が早く終わって余った時間は有効活用できる
ここまで勉強は早く始めた方がいいと話をしてきましたが、ひたすら勉強を続けろというわけではなくたまには気分転換の時間を作るのも大事です。
そんな時に国家試験の勉強がまだ大量に残っているよりも少しくらいゆとりがある方が気分転換もしやすいと思います。
泣いても笑っても薬剤師国家試験で後悔しないように心がけておきましょう。



薬剤師国家試験の悩みや相談などあれば、インスタやTwitterの方でDMして頂いて構いません。皆さんが合格できることを祈っています。