薬剤師が副業を5年間やってみた正直レビュー【収益内訳も全部公開】

薬剤師が5年副業した正直レビュー
悩む人

「服薬指導と監査で1日が終わって、家に帰ったらもうクタクタ。
それでも将来のことを考えると、本業だけじゃ不安……」

もしあなたがそう感じているなら、5年前の私とまったく同じです。

調剤薬局で調剤・疑義照会・服薬指導をこなしながら、「このまま本業だけで大丈夫なのか」という漠然とした不安を抱えていました。

そこから副業を始めて5年。

薬剤師が副業を始めようとすると、ネットには「おすすめ副業10選!」みたいなキラキラした記事があふれています。でも正直に言うと、実際にやってみたら「聞いてた話と全然違う」ことだらけでした。

収益ゼロの日々。誰にも読まれない投稿。「自分には向いてないのかも」と何度も思いました。

でも──5年たった今、副業は私の収入の柱のひとつになっています。

この記事では、私ヒロザルが5年間で実践してきた副業を、難易度・収益・続けやすさの観点からきれいごとなしで正直にレビューします。 「うまくいった話」だけじゃなく「しんどかった話」もすべて書きます。

この記事を書いた人

薬剤師ヒロザル

  • 現役薬剤師・医療ライター:精神科門前で勤務し、大手医療メディアでの連載実績を持つ
  • Instagramフォロワー4.5万人:企業PR案件を多数獲得。影響力と集客力を兼ね備えたアカウントを運営。
  • 副業・コンテンツ販売:SNSを起点にnoteやPDF販売などを展開し、実践的なマネタイズノウハウを発信。

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この記事を読んで分かること
  • 薬剤師の副業収入のリアルな内訳
  • Instagram・ブログ・Voicyを5年続けた正直な感想
  • アフィリエイトより稼げた収益源とは?
  • 最初の1年を乗り越えるための考え方
  • 副業が「続く人」と「続かない人」の違い
目次

最初に副業収入の内訳を公開します

まず結論から。5年間副業を続けてきた私の収益構造はこうなっています。

【👇ヒロザルの副業の内訳】

収益源割合特徴
案件・PR・執筆依頼60〜70%SNSの信頼が土台
コンテンツ販売(note・PDF・STORES)20〜30%専門性が直接価値になる
アフィリエイト5〜10%成果が出るまで1〜2年

意外に思われるかもしれませんが、「副業=アフィリエイト収入」というイメージが強いですよね。私もそう思って始めました。

でも実際にやってみてわかったのは、アフィリエイトだけでは、忙しい薬剤師が続けるモチベーションを保つのが本当に難しいということです。

成果が出るまでに1〜2年かかる上に、ブログやnoteの記事を書き続けても反応がゼロという期間が続きます。一方で、案件やコンテンツ販売は「SNS発信で積み上げた信頼」が一定ラインを超えたときに、一気に動き始めました。

この事実を最初に知っておいてほしくて、冒頭で公開することにしました。

ヒロザル

正直に言うと、アフィリエイトだけ狙っていたらまとまった収益ゼロだったと思います。

副業①:Instagram(5年間継続・収益化に成功)

5年間で最も収益に直結したのは、Instagramです。

ただし、よくある「アドセンス収益」や「アフィリエイト」ではありません。フォロワーからの信頼が積み上がったことで、PR案件・執筆依頼・コンテンツ販売へとつながったという形です。

Instagramで収益が動いた理由

私が数あるSNSの中でInstagramで結果を出せたのには、明確な理由があります。

特に意識して行動したのは以下の3点です。

  • 精神科薬剤師という専門性が差別化になり、フォロワーの質が上がった
  • メイン層である3〜40代の女性に合わせ、わかりやすいイラストと「優しめのトーン」を徹底した
  • インスタ経由でnote・PDFの購入、執筆依頼につながる流れができた

Instagramの収益化で大事だったのは、「バズること」よりも「信頼できる専門家として認識してもらうこと」でした。

精神科の薬やメンタルケアについて、誰もがスッと理解できるイラストを使って発信し続けた結果、フォロワーさんが「ヒロザルさんの発信なら信用できる」と感じてくれるようになった。それが今の収益の土台です。

最初の1年間に感じた「きつい現実」

もちろん、最初から順風満帆だったわけではありません。特に最初の1年間は、何度も心が折れそうになる「厳しい現実」に直面しました。

正直きつかったこと

  • 最初の1年はフォロワー数も反応もほぼゼロ。「これ意味あるのかな」と何度も思った
  • 業務後に投稿を作る体力の確保。疑義照会が多い日は正直手が回らない
  • 広告収益モデルではないため、「いいね数=収入」という直線的な関係がない
ヒロザル

Instagramは最初の3ヶ月が一番しんどい。でも「ここで辞めたら今までの苦労が水の泡だ」と歯を食いしばって続けるだけで、ライバルの9割が勝手に脱落していきます。

この副業が向いている人

毎日同じ薬局と自宅の往復で、「自分の持っている知識って、もっと多くの人の役に立つんじゃないか?」とモヤモヤしている人。
また、「〇〇薬局の薬剤師」としてではなく、「あなただからお願いしたい」と自分の名前で仕事を獲得してみたい人にはぴったりです。日頃の服薬指導で「患者さんにどう伝えたら分かりやすいか」を工夫している人は、そのスキルがそのままインスタの画像作りに活きます。

副業②:ブログ(現在も試行錯誤中)

正直に言うと、ブログは今のところ思うような結果が出ていません。

SEO(検索上位に表示させる技術)を意識して記事を書いても、企業サイトが強すぎて検索順位がなかなか上がらず、アクセスも安定しません。数千文字の記事を書く時間と労力に対して、見合った収益が出ていない状態です。

これはInstagramと対照的な結果でした。同じ「発信」でも、私の場合はビジュアルと音声(Instagram・Voicy)での発信が読者に刺さりやすく、ガチガチのテキストSEOは自分の強みにはならなかったと分析しています。

ヒロザル

ブログはまだ道半ば。でも、インスタのフォロワーさんに「詳しい解説はこちら」と案内する"母艦"としては機能しているので、試行錯誤の記録として書き続けています。

この副業が向いている人

「SNSのテンポの速さや、キラキラした雰囲気がちょっと苦手…」という人。
また、薬の機序やエビデンスを添付文書からコツコツ調べるのが好きで、自分のペースでじっくりと文章を構築したい職人気質の人に向いています。患者さん向けの指導箋や、薬局内の業務マニュアルを分かりやすく自作してしまうようなマメなタイプなら、ブログの構造づくりにもハマるはずです。

副業③:Voicy(2〜3年継続)

Voicy(ボイシー)は、審査制の音声配信プラットフォームです。ラジオのように「声」で情報を届けるSNSで、通勤中や家事の合間に"ながら聴き"できるのがリスナー側の魅力。

始めた理由は、ぶっちゃけ「音声だから隙間時間でいけそう」という軽い気持ちでした。でも実際にやってみると、予想以上に"続けやすい"メディアだったんです

(※現在はスタエフやSpotifyなど様々な音声SNSがあるので、そちらでも同様のことが言えます)

音声配信をやってみて良かったこと

実際にマイクに向かって話し始めてみると、テキストにはない「音声ならではのメリット」がたくさん見えてきました。

Voicyをやってよかったこと

  • 収録は10〜15分で終わるので、仕事終わりでも無理なく続けられる
  • 「声」で伝えることで、読者との距離が一気に縮まった
  • Voicyリスナーがブログを読み、PDFコンテンツを買ってくれる流れができた

単体での収益化が難しいという現実

一方で、音声配信だけで生活できるかというと、そこにはシビアな現実もありました。

正直きつかったこと

  • Voicy単体では直接収益化しにくい(これが現実)
  • ネタ切れしたとき、「今日何しゃべろう…」とマイクの前で固まる日がある
  • 収録環境(雑音・音質)の整備が意外と手間がかかる

実際にやってみてわかったこと】
Voicyは「お金を直接生み出すツール」ではなく、他のコンテンツへの"橋渡し役"として機能しています。

「ヤクラジ聴いてます!」という声から、ブログを読んでくれたり、PDFコンテンツを買ってくれたりするケースが本当に多い。声を通じて「この人の話、もっと聞きたいな」と思ってもらえると、他のコンテンツにもスムーズに繋がるんですよね。

正直なところ、Voicy単体の収益化は厳しいです。でも「信頼残高を積み上げるツール」として考えると、これほどコスパのいいメディアは他にないと感じています。

この副業をおすすめする人

「文章を書くのは苦手だし、画像を作るセンスもない…」と最初から諦めている人。
普段の服薬指導で「患者さんの目を見て話す・言葉で説明する」のが得意な薬剤師さんは、実はマイクに向かって話すだけで立派なコンテンツになります。また、車通勤の時間が長い人なら、その車内をそのまま「誰にも邪魔されない収録スタジオ」にできるので、時間の有効活用という点でも最強です。

副業④:note・PDF販売・PR案件・執筆依頼(最近開始)

ここからが、ある意味「5年間の答え合わせ」です。

InstagramとVoicyで数年間コツコツ発信を続けた結果、最近になってようやく"お金が動くカテゴリ"が動き始めました

SNSの積み上げが仕事に変わった瞬間

発信を続けて信頼が貯まると、収益の形は以下のように大きく変化していきました。

【現在の状況(正直に公開)】

  • note・PDF販売:精神科薬剤師ならではの専門知識をまとめたPDFをSTORESで販売。フォロワーさんからの「これ欲しかった!」の反応が一番ダイレクトに返ってくる。
  • PR案件:企業からの依頼でInstagramに投稿。1件あたりの単価がアフィリエイトとは比べものにならないほど高い。
  • 執筆依頼:メディアや企業からの記事執筆依頼。薬剤師としての専門性がそのままお金に変わる感覚がある。

これらに共通しているのは、すべて「SNSを積み上げていたから来た仕事」だということ。

逆に言えば、5年間の発信がなければ、これらの仕事はひとつも来ていません。「いつかこうなりたい」と計算し尽くして続けてきたわけじゃなく、目の前の1投稿を必死にこなしていたら、気がついたら「あれ、大きな仕事の依頼が来てる…」という感覚でした。

PR案件を受ける際の「絶対の基準」

仕事の依頼が増えてきた今でも、ひとつだけ絶対に譲れないマイルールがあります。

それは、PR案件は依頼が来ても"断る勇気"を持つことです。

「自分のフォロワーに本当に合っているか?」「嘘偽りなくおすすめできるか?」を基準に選んでいます。目先の数万円のために、フォロワーの信頼を切り売りするような案件は絶対に受けない。これが長く愛されるアカウントを作るための鉄則です。

ヒロザル

コンテンツ販売とPR案件で収益の9割。アフィリエイトより単価が高くて、収入の波も小さい。"発信を続けた自分"に感謝してます

この副業をおすすめする人

時給や残業代といった「時間の切り売り」から抜け出し、自分の頭の中にある知識を「資産」に変えたい人。
すでにSNSを始めていて、「いいね」はつくけど収益に繋がらないと悩んでいる人にとっての次のステップです。ニッチな領域(私の場合は精神科)であっても、「それがどうしても知りたい!」と悩んでいる人に向けて、深く刺さる解決策を提示できる熱量がある人に向いています。

5年続けてわかった「続く副業」の条件

5年やってきて、最終的にたどり着いた答えはシンプルでした。多くの薬剤師が挫折する中、生き残るために必要なのは以下の3つです。

条件①:「好きなこと・強み」じゃないと3ヶ月で止まる

副業は本業の"あと"にやるものだからこそ、テーマ選びが命運を分けます。

残業で疲れてヘトヘトでも「まぁこれなら語れるか」と思えるテーマじゃないと絶対に続かない。私は精神科薬剤師としての経験や、イラスト作りが好きだったことがそのまま差別化になった。無理して儲かりそうな流行りのテーマに乗る必要はありません。

条件②:最初の1年は「収益ゼロ前提」で設計する

実は、稼げないから辞めるのではなく、「すぐ稼げると思っていたのに稼げない」から辞めてしまう人が大半です。

副業でまとまったお金が稼げるようになるのは、積み上げが信頼に変わる「2年目以降」がほとんど。1年目に稼げないことで挫折する人がめちゃくちゃ多いけど、それは才能の問題じゃなく設計の問題

「1年目は畑を耕して種をまく時期」と割り切れるかどうかで、すべてが変わります。

条件③:複数のプラットフォームを「連携」させる

単体で戦うのではなく、メディアを掛け合わせることで爆発力が生まれます。

Instagram → Voicy → ブログ → note販売、という流れができると、それぞれが単独でやるよりずっと大きな力を発揮する。バラバラにやるのではなく「ひとつの大きな川の流れ」として設計すること。

これに気づいたのは3年目でした。もっと早く知りたかった。

まとめ:5年副業をやってみた結論

ここまで読んでくれたあなたに、最後に一番伝えたいことがあります。

正直に言うと、副業は「すぐ稼ぎたい」人には向いていません。最初の1年はつらいし、周りからの反応もほとんどない。家族との時間を削って「なんでこんなことやってるんだろう」と虚無感に襲われる日もあります。

でも、「自分のブランドを作りながら、長期的に収益を積み上げたい」と思う薬剤師にとっては、これほどリターンの大きい手段はないと、5年やった今、本気でそう思っています。

私がたどり着いた結論はこうです。

副業で稼ぐための最短ルート

これから副業を始めるなら、以下のステップを踏むのが一番確実だと考えています。

副業で稼ぐための最短ルート(5年の経験から)
  1. まず発信を始める(Instagram or ブログ、どちらでもOK。完璧を目指さなくていい)
  2. ニッチなテーマ×専門性で差別化する(「精神科×薬剤師」のように)
  3. 1年間は「信頼の積み上げ」に徹する(ここが一番つらいけど、一番大事)
  4. 信頼ができたらコンテンツ販売・案件で収益化する
  5. 収益が安定したらアフィリエイトを並行させる

5年前の自分に言いたい。「1年後の自分のために、今日の1投稿を続けろ」と。

あなたが今日から始める発信が、2年後・3年後の自分の収入の柱になる可能性は、決してゼロじゃありません。焦らず、自分のペースで、まずは「最初の一歩」を踏み出してみてください。

この記事の情報が、あなたの背中を少しでも押すことができれば幸いです。

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